教976 ノーベル平和賞 世界平和アピール七人委員会講演会(教育長ブログR7.9.26)

更新日:2025年09月26日

世界平和アピール七人委員会は、丹波篠山市今田町出身で平凡社を創設した下中弥三郎氏の呼びかけで集まった7人の不偏不党の知識人・文化人の有志の会、国際間の紛争は武力によらず平和的な話し合いで解決すべきだとの考えに立って、多くの平和アピールを国の内外に表明し続けている。初期のメンバーには、平塚らいてうや湯川秀樹等がいて、現在は小沼通二さん(物理学者)や高村薫さん(作家)等新たなメンバーで活動を行っている(現在1名欠員)。今回は、小沼通二さんの「ノーベル・遺言・ノーベル賞」に関する講演会が丹波篠山市民センターで行われ、出席したじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。

 

世界平和アピール七人委員会は1,955年に発足し、下中弥三郎氏の没後50年の節目となる平成23年度から、下中氏の故郷である丹波篠山市で毎年平和講演会を開催しており、今回で13回目となる。

 

小沼通二さんは、湯川秀樹さんの教えを受けた物理学者で、長く世界平和アピール七人委員会の委員をお務めになり、下中記念財団の理事もされていて、本市にも何度もお越しになっている。今年で94歳になられるが、大変お元気で今回も本市の講演会が終わった後、京都で2泊して大学関係者と会うと話されていた。

 

小沼さんが、日本パグウォッシュ会議の代表をされていた1995年に、核兵器廃絶と戦争の根絶を目的に設立された国際的な科学者団体であるパグウォッシュ会議がノーベル平和賞を受賞したこともあって、ノルウェーの首都オスロで開かれたノーベル平和賞授賞式にも参加された。その時のお話や、平和賞、ノーベルの生涯などについて詳しく教えてもらった。

 

その後、数学者の上野健爾さんとの対談があり、そこで数学もノーベルの火薬のように使い方によって恐ろしい力を持つことになるので(兵器の開発に使われる等)、常にその使われ方や世界平和について注視しておく必要があるという話を聞くことができた。

 

教育長は、終わりのあいさつで、「ウクライナやガザ地区での戦争や紛争等世界平和の維持が心配される今日に、丹波篠山市で平和についての講演会が開催できることを誇りに思う。これも、世界平和アピール七人委員会を設立された下中弥三郎さんが本市出身であったことや、最初の委員であった湯川秀樹さん、その教えを受けた小沼道二さん、今回登壇いただいた上野健爾さん、お二人が所属される下中記念財団等、多くのご縁による。


 

これからも丹波篠山市の子どもたち、市民、世界の人々、誰にとっても重要な世界平和について、常に意識し、自分に何ができるのかを考えていける社会づくりをしていかなければならないと思いました。

世界平和アピール七人委員会1
世界平和アピール七人委員会2
世界平和アピール七人委員会3
世界平和アピール七人委員会4