教1132 一人一人を丁寧に 西紀北小学校・西紀きた幼稚園訪問(教育長ブログR8.6.15)

更新日:2026年06月15日

山間にある、小学校全校生28名(クラス数5 複式学級2 特別支援学級1)、幼稚園児数10名(クラス数2)の丹波篠山市立西紀北小学校と西紀きた幼稚園の学校園訪問を行った。小学校の各教室で授業を受ける児童の数は少ないが、どのクラスも先生と児童、児童同士の関係がよく、一人一人の意見を丁寧に聞き、児童の力を伸ばす学びが行われていたじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。

 

校長からは「全員で28名の大家族のような学校で、教職員全員で全児童に関わり、一人一人の良さや強みを伸ばすとともに、人の痛みが分かる子どもを育てたい」という話があり、普段の学校生活を写したビデオで西紀北小学校の日常と、目指す教育の説明があった(先輩から学んで上達する鉄棒の技が光る「体育発表会」、地球温暖化をテーマに行った「間伐体験」、地域の方による「登校時の見守り」等)。

 

授業参観では、授業を受けている児童が2人、3人という教室もあったが(当日欠席もあり)、先生方は大人数の授業と同じように教材等を手作りし、しっかりとした授業計画・ねらいを持って、真剣に(でも表情は明るく笑顔で)授業を進めていた。

 

何より一人一人を丁寧に見てその子に必要な最適指導を行い、どの児童も授業に打ち込み、自分の意見をはっきりと言っていた。例えば、理科の授業で「乾電池の向きを逆にするとプロペラの付いたモーターはどうなる」という発問に、「同じように回る」「回らない」「回るけど向きが反対になる」等と、三者三様の意見を言っていた。その後実際に乾電池の向きを変えて実験した時、授業がどう展開していったのか気になったが、次の教室に移動しなければならなかった。

 

また、算数の授業では、家庭学習での予習と児童が司会をして進行する「北っこ学習」が行われており、児童の主体性が育まれていた。

 

幼稚園では、テラスで「すみれ組」(年長組)と「たんぽぽ組」(年少組)が合同で、色水・泡・氷・自然物(葉等)等を使って好きな遊びに熱中していた。中には、訪問者に自分が作った「飲み物」をふるまってくれる園児もいて、「くさやま大好き 未来に咲く花となる北っこの育成~げんき なかよし 力いっぱい~」の教育目標どおりの子どもたちが育っていた。


 

丹波篠山市教育委員会(教育長)は「令和の丹波篠山型学校園教育」の推進ということで、「個別最適な学び」「協働的な学び」「自然体験」「地域活動体験」を大切にする教育を進めているが、今回見せてもらった西紀北小学校、西紀きた幼稚園の実践は、正にそれを具現化するものだった。これからも、学校・家庭・地域が一体となって、子どもたちが未来を生き抜く力の土台を築いていってほしい。

西紀北小学校1
西紀北小学校2
西紀北小学校3
西紀北小学校4
西紀北小学校5
西紀北小学校6
西紀北小学校7
西紀北小学校8