教1191 お邪魔しました 神戸大学古文書合宿(教育長ブログR8.9.10)

更新日:2026年09月10日

丹波篠山市史編さん近世編専門部会による古文書調査合宿は、この4年間で通算5回丹波篠山市で行われており、古文書好きの教育長は今年も含めて何回かその様子を見に行かせてもらっている(教育長ブログ「教1182 R8.8.28」参照)。今回の古文書合宿はそれ以前の2001年から、神戸大学が授業「地域歴史遺産活用演習」等の一環として、『夏期丹波篠山市古文書合宿』という名前で実施されているもので、今年は9月8日~9月10日の2泊3日で丹波篠山フィールドステーションで行われた。そこで教育長は、史料整理中の学生や院生、先生方に話しかけ、作業のお邪魔をしたかもしれないじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。

 

2026年度神戸大学夏期丹波篠山市古文書合宿には、神戸大学文学部の学生(3・4回生)や院生(修士・博士)を中心に30数名の学生と指導の先生方が参加され、4班に分かれて青山歴史村収蔵の史料を整理(目録作成)する。

 

参加者は多いと思ったが、これでも例年よりは少ないらしい。今回の史料は近代(明治30年代~戦後)が中心のようで、江戸時代と同じような崩し字で書かれたものも多く、読むのに苦労している学生もいた。

 

教育長が大好きな古文書と作業の様子を見ていると、顔見知りの先生が「あいさつをお願いします」と言われたので、「皆さん、ようこそ丹波篠山へ。私は丹波篠山市教育長の丹後です。丹波の丹後でややこしくてすみません」といつもの鉄板ネタで笑いを取りながら、「自分も神戸大学で学び教員になって、大学院で古文書を学んだ経験があるので、(神戸大学生や古文書に親近感があり)皆さんが丹波篠山で古文書の整理をしてくださるのをとても嬉しく思います」と話をさせてもらった。その後古代が専門の先生と話していて、古代の丹波と丹後は一体だったということを知り、「丹波の丹後」も単にギャグだけでない意味があることが分かった。

 

今年で卒業予定という院生の方と話すと、「兵庫県の高校(地歴公民科)の先生になりたい」という。「それじゃ私の後輩じゃないですか」と言って、思わず「ぜひ、がんばってください」と手を握り締めた。それから、延々と自分がやってきたギャグ日本史の授業(仏像のマネや金印のスタンプ押授業、阿修羅の格好で試験中の教室を回った話等)の話や日本史専門でいくことに限界を感じて教育行政へ転じてからの人生を語り、「人生どう転じていくか分からないところもありますが、出会いとご縁を大切に自分の人生を歩んでいってください」などと話をした。

 

4回生の学生は、教員になるのか会社に就職するのか迷っているというので、「人の成長に関われる教師という仕事はやりがいがあります。ぜひ教員になってください」と勧めたり、史料を読んでいる学生たちに「この字は何て読みますかね」「そうですよね、『候』ですよね。『候』っていろんな書き方ありますよね」とか、丹波篠山の地図で地名を調べている学生に「地元の地名に馴染みがないから、調べないといけないの大変ですね」とか話しかけたりして会場中をうろうろした。

 

もう長く神戸大学で教えられているという先生と話すと、教育長が大学院で指導を受けた教授をその先生も知っておられることが分かり、「○○という論文を書かれた方ですよね」「講演会場への送迎はいつも私がしていて、その間にいろんなことを教えていただきました」と話で盛り上がった。


 

いろんな方といろいろとお話ができ、教育長にとっては楽しい時間だったが、休憩もそこそこに作業に向かう参加者の皆さんの貴重な時間を奪ったかもしれません。参加の皆さんには、初めのあいさつで話させてもらった「この古文書合宿での学びや気づきを、これからの皆さんの人生に活かしていってください」と心から思います。付け加えるなら、教育長の駄弁も何らかの参考になれば嬉しく思います。

 

 

神戸大学古文書合宿1
神戸大学古文書合宿2
神戸大学古文書合宿3
神戸大学古文書合宿4
神戸大学古文書合宿5
神戸大学古文書合宿6