麒麟の森づくり事業
事業概要
「自然に任せる」、「見守る」だけでは、里山はうまく維持されないことが分かってきました。昔のように定期的に伐採して里山を利用することが求められています。私たちの近くにある里山を、魅力ある場所にして、利用する為の研修です。
本研修では、人工林、自然林、竹林の整備方法を、実際にチェーンソーやノコギリを使い研修します。人工林では、手入れの行き届いていないスギ・ヒノキ林で、どのような手入れをすべきなのか、伐採する木の選木はどのように行えばよいのかなどを学び、自然林でも選木等の考え方の研修に加え、薪づくり体験を行います。また、自然林では伐るだけでなく、その後の森づくりをどうしていくのかを研修します。竹林では、高伐り等の整備方法やその効果、伐った竹の活用方法について学びます。
本事業では、“森づくり”だけでなく、“人づくり”も目標とし、地域の里山がより良い里山になることを目指して、参加いただいた皆様が各地域で里山づくりを実践していただけるよう研修を行っています。
里山をお持ちの方や里山づくりに興味がある方などは是非この研修にご参加ください。
申込方法・募集人数
申し込みは各回ごとの受け付けとなっております。「第〇回の申し込みはこちら」より申し込みをお願いします。関心のある回のみの参加も可能です。
募集人数:各回10名程度
申込人数が超過した場合は市内在住の方を優先したあと、抽選させていただきます。
持ち物 作業しやすい服装、飲み物
※作業に必要な機資材は準備します。
事業スケジュール
※天候不良等の場合、予定していた内容と変わる可能性があります。
第1回 令和7年5月10日 (土曜日) 9時~12時 ※申込期限5月1日(木曜日)
研修地を散策し、春の森の恵みについて学びます。
山菜やたけのこなどの春の恵みを探しながら、里山整備の説明をします。
また山の管理や山菜等を収穫するときに必要な道具の説明をします。
第2回 令和7年9月7日(日曜日) 9時~12時※申込期限8月28日(木曜日)
チェーンソーを使用するときの注意事項、保護具について学びます。
目的はチェーンソー使用時に事故や怪我多いことを知ってもらい安全作業を意識してもらうことです。
参加者にはチェーンソーの基本操作の確認として丸太切りをしてもらう予定です。
第3回 令和7年10月12日(日曜日) 9時~12時※申込期限10月2日(木曜日)
研修地を散策し、山、竹林の整備、秋の森の恵みについて学びます。
広葉樹林化について、山の景観をよくするためにどのような整備が必要かということを学びます。
第4回 令和7年11月9日(日曜日) 9時~12時※申込期限10月30日(木曜日)
間伐(選木)について学びます。
選木実習、伐倒方向の説明をします。参加者にはチェーンソーを用いて受け口を作成してもらう予定です。
※受け口:木の伐倒方向を制御するために木を伐倒する前に作ります
第5回 令和7年12月7日(日曜日) 9時~12時※申込期限11月27日(木曜日)
間伐(伐倒)について学びます。
伐倒するときに必要な道具や知識について説明します。
参加者には実際の立木で実習をしてもらう予定です。
第6回 令和8年度1月18日(日曜日) 9時~12時※申込期限1月8日(木曜日)
薪割り、薪の種類について学びます。
参加者には斧を使用して薪割りをしてもらう予定です。
第7回 令和8年2月8日(日曜日) 9時~12時※申込期限1月29日(木曜日)
竹林整備、竹の活用方法について学びます。
事業地
~麒麟の森づくり事業の様子~
研修地散策(秋)

研修地散策(秋1)

研修地散策(秋2)
参加者の多くは山の知識や整備方法に関心を持たれている様子でした。
研修では「クヌギとアベマキの違いは何?」といった質問もありました。
チェーンソーの説明
チェーンソー安全装置について

チェーンソー点検について
チェーンソーを使用するうえでの注意事項や安全に使用するポイントを学びました。
普段使用している自分のチェーンソーを点検すると木くずがたまっており、驚いている様子でした。
間伐について

丸太切り

受け口作成
参加者の方にチェーンソーを使用して丸太切りや受け口を作成をしていただきました。
参加者からは「チェーンソー使用の体験ができて良かった」、「水平に伐ることが難しい」という感想をいただきました。
※受け口・・・木の伐倒方向を制御するために木を伐倒する前に作ります。

間伐 立木の伐倒実習1

間伐 立木の伐倒実習2

間伐 立木の伐倒実習3
枝払い
参加者の方にチェーンソーを使用して立木を伐倒してもらいました。
伐倒した後は枝払いをし、幹の部分を加工しやすいようにしました。
薪割りの様子

薪割りの様子1

薪割りの様子2
薪づくりについて学びました。
参加者の方に薪割りの楽しさ、難しさを実感してもらうことができました。
竹林整備について

竹林整備の説明

竹林整備実践1

竹林整備実践2
チッパー説明
参加者から「竹林整備や竹の知識を学べて良かった」という感想をいただきました。
意見交換

意見交換

研修の振り返り
参加者から今後の要望や学びたいことを確認しました。
参加者、事業者、森づくり課職員で意見交流、意見交換をしました。
その他
チェーンソー特別教育を受けられた方に受講費用の一部を助成します。
詳しくは下記リンクをクリックください。
https://www.city.tambasasayama.lg.jp/soshikikarasagasu/morizukurika/forest/26813.html
この記事に関するお問い合わせ先
森づくり課 森づくり係
〒669-2397 兵庫県丹波篠山市北新町41(第2庁舎 2階)
電話番号:079-552-1117
メールフォームによるお問い合わせ
更新日:2025年04月23日