Tambasasayama 12 actions ≪丹波篠山気候変動アクション≫

更新日:2022年04月22日

近年の世界的な異常気象は私たち丹波篠山市民にとっても身近に迫った危機です。気候変動は一人ひとりの日々の心がけと積極的な行動で緩和させることができます。丹波篠山市の未来、地球の未来のために、今すぐ取り組み始めましょう!

気候変動を緩和する 12 のアクション

丹波篠山市は 2022年1月に気候非常事態宣言を表明し、2050年までの脱炭素社会の実現に向けて取り組んでいます。

「Tambasasayama 12 actions(丹波篠山気候変動アクション)」は、市民の方が具体的に2050年まで何を取り組んでいけばいいのかを示しています。

一人ひとりの心がけと行動の積み重ねが気候変動を止める大きな力となります。丹波篠山市から今すぐ取り組み始めましょう!

Tambasasayama 12actions≪丹波篠山気候変動アクション≫(PDFファイル:1.8MB)

act.1 規則正しい生活を

規則正しい生活を

明るいうちの活動や定時に家族で食事をするなどの規則正しい生活により、日常生活で消費するエネルギーが少なくてすみます。

【取り組みの例】
・早寝早起き
・食事は家族一緒に
・家族が同じ部屋で団らん
・休暇は近場で過ごす

act.2 エネルギーを大切に

エネルギーを大切に

私たちの生活に欠かせないエネルギーは、その多くが化石燃料などの限りある資源です。今の暮らしを将来につなげるためには、できるだけエネルギー消費の少ない生活スタイルへの転換 が必要です。

【取り組みの例】
・こまめな消灯
・主電源からオフ
・省エネ製品の購入
・「うちエコ診断」の受診
・窓や壁の断熱リフォーム
・冷房は28℃設定
・暖房は20℃設定
・季節にあった服装の選択

act.3 環境にやさしいエネルギーを

環境にやさしいエネルギーを

太陽光、薪などの自然由来のエネルギーは再生可能で環境への負荷が少なく地球にやさしいエネルギーです。同じ活動でもそのエネルギー源を環境負荷の少ないものに変えることで地球温暖化防止につながります。

【取り組みの例】
・太陽光パネルの設置
・環境負荷の少ない電力の購入
・蓄電池の導入
・バイオマス資源の有効利用

act.4 移動はエコにスマートに

移動はエコにスマートに

私たちの日常生活から出るCO2のうち、「移動」に伴う排出量が約2割を占めるといわれています。少しの距離なら歩く、自転車を利用する、エコドライブや電気自動車を利用するといった 行動が温暖化対策となります。

【取り組みの例】
・近場は徒歩か自転車で
・バスや電車の積極利用
・できるだけ乗り合わせ
・不要な荷物を積まない
・マイカーを電気自動車に
・アイドリングストップ
・カーシェアの利用

act.5 もやすごみをゼロに

もやすごみをゼロに

丹波篠山市では、年間約1万5千トンのごみが排出され、そのうち約6割が家庭から出るごみです。ごみの処理には運搬や焼却などで多くのCO2が排出されます。ごみを出さない生活を心がけ、分別・資源化に取り組みましょう。

【取り組みの例】
・ごみの分別とリサイクル
・生ごみの堆肥化
・小売店の回収箱の利用
・マイバッグ・マイボトルの利用
・修理して長く使う

act.6 水を大切に使おう

水を大切に使おう

水道水は、浄水処理や配水、下水の浄化処理などで多くのCO2を排出します。節水は日ごろから取り組める温暖化対策の一つです。

【取り組みの例】
・水を出しっぱなしにしない
・風呂の残り湯の洗濯利用
・汚水をそのまま川に流さない

act.7 豊かな緑をはぐくもう

豊かな緑をはぐくもう

豊かな森林は、CO2を吸収するだけではなく、雨水を地中にため込み洪水を抑える機能を持ちます。また、切り出される木材は薪などの燃料として利用できます。間伐や植林、竹林整備など、豊かな森づくりに取り組みましょう。

【取り組みの例】
・身近なところに植樹
・グリーンカーテンの設置
・農地・山林の適正管理
・間伐材の利用

act.8 えらぶ責任たべる責任

えらぶ責任たべる責任

料理が食卓に並ぶまでには、栽培や飼育、食品の製造、輸送、 販売、調理など、さまざまな行程で多くのエネルギーを消費します。旬の食材や地元産野菜などを手際よく調理し、できるだけ無駄(ロス)なくいただくように心がけましょう。

【取り組みの例】
・買い物は地元の店舗で
・丹波篠山産の農産物の購入
・旬の食材を選ぶ
・使い切れる分だけ購入
・無駄なく調理し食べきる
・食べきれる分だけ注文
・すぐ食べる食材は「てまえどり」

act.9 災害に備えよう

災害に備えよう

温暖化対策を積極的に実施しても災害発生リスクの上昇を完全に止めることはできません。防災マップの確認や災害時の非常食の備蓄、家族間の連絡手段の確認など、災害への備えを充実させましょう。

【取り組みの例】
・防災マップの確認
・非常食の備蓄
・非常用持出袋の準備
・非常用電源の確保
・非常時の連絡手段の確認
・避難先の事前手配

act.10 農都の環境を未来に

農都の環境を未来に

豊かな自然環境や生物多様性は、気候変動の影響を緩やかにし、元の状態に戻す調整機能を持ちます。農業など日々の営みから環境への影響を心がけ、丹波篠山の魅力的な環境が未来につながるよう取り組みましょう。

【取り組みの例】
・化学肥料・農薬の低減
・有機肥料の使用
・気候にあった作物の栽培
・里山・竹林の整備
・生きものに配慮した環境整備
・獣害に強いまちづくり

act.11 気候変動を学び行動しよう

気候変動を学び行動しよう

気候の危機的な状況を乗り越えるためには、気候変動の影響を正しく理解し、CO2の排出削減に向けて積極的に取り組む必要 があります。気候変動について学び、積極的に行動しましょう。

【取り組みの例】
・学習会に参加
・できることから積極的に行動

act.12 みんなで取り組もう

みんなで取り組もう

CO2は家庭や産業、交通など、さまざまな分野から発生し、それぞれが関係しています。今の暮らしや活動を縮小させることなく排出量を削減できるよう、みんなで協力して取り組みましょう。

【取り組みの例】
・情報共有の場の利用
・個人所有から共有に転換
・宅配ボックスの設置

みんなの行動でめざす 2050 年の丹波篠山の姿

キーワード

脱炭素

地球温暖化の原因となる二酸化炭素などの温室効果ガス排出量をゼロにすること。

省エネ

省エネルギーの略。電気や燃料などのエネルギーを効率的に使用し、その消費量を節約すること。

リサイクル

不用物や廃棄物を回収し、再資源化、再利用すること。

再生可能エネルギー

太陽光・風力・地中熱など、自然由来かつ半永久的に利用可能なエネルギーのこと。

緩和と適応

緩和:CO2など温室効果ガスの排出を削減したり、吸収対策を行うこと。

適応:最大限の緩和でも避けられない悪影響に対して、備えや新しい利用に取り組むこと。

脱プラスチック

プラスチック製品をできるだけ使わないこと。

ごみ減量

ごみを減らすこと。運搬や処理時に発生するCO2の排出を抑制することにつながります。

SDGs

持続可能な開発目標≪Sustainable Development Goalsの略≫

17の大きな目標と、具体的な169のターゲットで構成されています。

電気自動車

モーターを原動機とし、エンジンなどの内熱機関を併用しない自動車のこと。

この記事に関するお問い合わせ先

農村環境課 創造農村室
〒669-2397 兵庫県丹波篠山市北新町41(本庁舎 2階)

電話番号:079-552-5013
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