冬至献立(令和3年12月20日学校給食献立)

更新日:2021年12月22日

冬至には、かぼちゃ、あずき、ゆず

本日(12月20日)の学校給食は、冬至献立です。

冬至は、その年によって日が変わり、今年は12月22日になりますが、第2学期の学校給食も12月23日までとなり、全学校園で給食を提供できるのは、12月20日と21日だけとなりました。

明日(12月21日)は、一足先にお正月献立になるため、学校給食では、本日を冬至献立にしています。

令和3年12月20日の丹波篠山市学校給食

令和3年12月20日献立写真(東部学校給食センター)

今日の献立は、ごはん、牛乳、とり肉のゆず香り揚げ、かぼちゃのいとこ煮、とうふのすまし汁です。

「とり肉のゆず香り揚げ」のレシピはこちら

冬至のイメージ図

冬至かぼちゃに年取らせるな

ところで、冬至といえば、今日の献立にもあるかぼちゃ、あすき、ゆずですね。

調べてみると、その理由には昔の人たちの工夫が垣間見えます。

「冬至」とは、1年で夜が最も長く昼が短い日です。冬至を別名で、「一陽来復(いちようらいふく)」というそうです。昼が短いということは、太陽が照る時間が短いということになります。しかし、冬至の日を境に、太陽の力が再びよみがえってくるという前向きな日としてとらえていたようです。

このような日に、なぜかぼちゃなのか。

それは、保存がきくこと、栄養豊富なこと、気運上昇のためなどの理由があるそうです。

今でこそ、スーパーに行けば年がら年中、かぼちゃは売っていますが、昔は冬至頃まで保存がきく貴重な夏野菜だったようです。

だから、こういうことわざがあります。

「冬至かぼちゃに年取らせるな」

保存がきくかぼちゃでも、冬至を過ぎてしまうと痛むのでそのころまでに食べましょうという意味です。

栄養豊富な点は、これから寒くなる季節に向けて風邪をひかないように、昔の人たちはかぼちゃを食べて栄養を摂っていたそうです。

気運上昇のためとは、冬至は運が上昇に転じる日と考えられ、「ん」がつく野菜をたべて運を呼び込もうとした昔の人の願いがこもっていたようです。

かぼちゃに「ん」がつかない?

かぼちゃには、もう一つの呼び名が・・・「なんきん」。

ところで、春の七草、秋の七草rは一般的だと思いますが、実は、冬の七草もあったのです。

冬の七草

・なんきん(かぼちゃ)
・れんこん
・にんじん
・ぎんなん
・きんかん
・かんてん
・うんどん(うどん)

冬の七草

みごとに、すべてに「ん」が二つずつついています。

ランチタイム[給食情報]

子どもたちには、給食時間に学校給食センターから学校園に送っている献立情報として配っている「ランチタイム」で今日の献立の情報を伝えています。

冬至こんだて12月22日は冬至です

冬至は、1年のうちで最も昼の時間(日の出から日没)が短く、夜が長い日です。次の日からだんだんと昼の時間が長くなることから、昔の人は冬至を「太陽がよみがえる日」と信じていました。この日を境に、人々の力も戻ると考え、ゆず湯に入って体を清め、栄養豊富なかぼちゃや、赤い色が邪気(病気や災難を起こす悪いもの)を払うとされている小豆などを食べて、力をつける習慣ができたそうです。少し早いですが、今日は冬至こんだてとして、とり肉を揚げ、ゆずを加えた甘めのタレをからめたものと、かぼちゃのいとこ煮を取り入れています。冬至こんだて12月22日は冬至です。

冬至湯

子どもたちからの感想

・鶏肉は、やっぱり人気です。おかわり合戦がとても賑やかでした。

・冬至献立だったので、ゆず風呂に入ることや、かぼちゃで元気に過ごせるように食べる習慣があることなどを伝えながらいただきました。

・かぼちゃのいとこにがとてもおいしかったです。

・鶏肉のゆずから揚げがジューシーでとてもおいしかったです。

・冬至にかぼちゃを食べる習慣が子どもたちにも受け継がれていけばと思いました。

・環境のことを考えたお米だったので、とてもおいしかったです。

 

 

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