歯のはなしVol.142 オーラルフレイルについて (6)これからの展望
「オーラルフレイル」についてお伝えします。
(6)これからの展望
現在は超高齢化社会です。高齢者の看護を準高齢者が看護している状況すらあります。要介護状態になっても、将来は看護の人手すら不足してしまう時代になるかもしれません。
要介護状態にならないために、フレイルのときにその状態に気づき、改善していくことが必要です。フレイル状態になれば、様々な要因がドミノ倒しのように進む「負の連鎖」に陥ります。そうなれば一気に進行してしまいます。だからこそ、より早く気づき、フレイル対策を行えば健康寿命を延ばすことができます。
オーラルフレイルは、フレイルの中でもさらに気づきにくいフレイルと言われています。しかしお口というものは食べ物を食べたり話をしたりと役割は多岐にわたります。その機能が低下すると、物が食べられない、うまく話せないなど様々な影響がでて、生活に不便がでます。生活が不便になると、多くの影響がでて全身的フレイルにつながってしまいます。オーラルフレイルは、全身的フレイルの入り口なのです。
フレイル進行低下のためには、お口の健康を保つことが大切です。もし、オーラルフレイルを疑うならば、かかりつけの歯医者さんでご相談ください。
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更新日:2023年06月01日