教246 自己決定の場を与える 古市幼稚園・小学校(教育長ブログ R4.6.23)
昨年度まで市教委次長などの役割で教育委員会を引っ張てくれていた人物が校園長を勤める、古市幼稚園・小学校を訪問した。着任後まだ2カ月半ほどしかたっていないが、校園長の思い(学校経営方針・育てたい力等)が教職員や子ども達に浸透しつつあるのを感じたじょう。
校園長の教育目標の副題は、「ふるさとを大切に、いのちを大切に、元気でたくましい子を育む」だ。それに向かって、子ども達の主体性が大事と考え、その主体性を育むためには、子ども達の心的安全が確保された失敗が許される環境で、自己決定の場を与えることが大事とされる。
この日見せてもらった授業の中でも、いくつかその場を見ることができた。
例えば、幼稚園の「お引っ越し」(席を立って座る場所を変える活動)の場面で、一つの席を二人の子どもが取り合う場面があった。その時先生は「どうしようかな」と言いながら子ども達の様子を見守られ、一人の子が席を譲って落着した後、「〇〇ちゃん、ありがとう」と言われた。席を譲った子も、譲られた子も自分で決めた結果を受け入れ、多くを学んだに違いない。
小学校の教室でも、「学校にどんな生き物がどんな場所にいますか」と言う質問に、「ニホントカゲやバッタやダンゴムシが運動場とか畑にいる」等と自分で考えて答えていた。
「黒豆づくり」を学ぶ学習では、黒板に「分からないこと」を書くコーナーがあって、子ども達は自ら「だつりゅうと選別の違いが分からない」等と前へ出て書いていた。その友達の問いの答えを見つけて書きこむ子もいて、自分たちで学び合っていた。ここでは分からないことは全然恥ずかしいことではない空気があった。
5・6年生は合同で「わたしたちのまちを住みやすく楽しいまちにするために」をテーマに、一人一台端末を使って調べたり自分の意見を書き込んだり、友達と相談したり、友達の意見を見て考え直したりしていた。ここでも主体的で対話的な学びの様子が見られた。
もちろん、このような「主体的で対話的な学び」は、現校園長のリーダーシップだけでなく、これまでこの学校で培われてきた教育の成果や地域や家庭が持つ教育力など、様々な要素があってはじめて実現しているものだと考える。
これからもこのような素晴らしい学び、学校園づくりを進め、子ども達が未来に必要な力をつけていって欲しい。















更新日:2022年06月23日