教754 より良い市政・教育を 市議会長月会議 その2(教育長ブログR6.10.3)

更新日:2024年10月03日

だいぶ間が空いてしまったが、本年度9月の市議会長月会議で教育委員会に対してあった一般質問の2回目をお知らせします。今回もアウトラインで、全ての質問・答弁について触れてはいません(ボリューム的に)。今回分でも、議員の方の質問・ご提案にもより良い教育に向けての多くの示唆をいただいた。市教委や学校も自分たちの考える方向で一生懸命に取り組んでいるので、この方向も大事にしながら、共に協働してより良い市政・教育をつくっていきたいじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。

 

質問1 全国的な傾向と同じく丹波篠山市でも不登校が増えており、数が多くその子どもへの支援が行き届かないのが現状ではないか。不登校特例校、メタバースの活用、zoomを使った学び等、学びの多様化が必要。また、不登校を含む発達課題を抱えた子どもへは、福祉部局との連携が必須であるが、連携が弱いと感じる部分もあるが、どうか。

(答)この8月にまとめた市としての不登校支援の方針「丹波篠山市が目指す学校について」にある通り、不登校児童生徒に対しては、人間関係も含めて様々な学びの場である学校への登校も大事だが、それのみではなく将来の社会的自立を目標に、居場所や学びの場があることが重要と考える。教育支援センター「ゆめハウス」、フリースクールの認定、各校でのサポートルームの開設等の不登校支援をさらに改善していくと共に、子どもの気持ちに寄り添い信頼関係を築くことや誰もが学校へ行くのが楽しい魅力ある学校づくりを進め、未然防止や早期対応をしていきます。

不登校児童生徒に対しては、これまでからやっているように、担任一人で対応するのではなく、各校にてケース会議を実施するとともに、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーと連携し、内容によっては福祉部局や医療とも情報を共有し、児童生徒や家庭への支援をより充実させていきます。

私(教育長)も、時折「ゆめハウス」や校内サポートルーム、フリースクールや第3の居場所「アグリステーション」等を訪問し、子どもたちの様子を見ているが、今の自分にあった居場所を見つけた子どもたちは、どこでも元気に活動し、中には徐々に学校や教室に入れるようになった子どももいると支援員やスタッフから聞いている。

 

質問2 不登校の子どもの気持ちや学校への思いを把握するために、不登校の子どもへの個別の聞き取り(個別訪問)と、学校への取り組みについてのアンケートの実施が不可欠ではないか。 今の学校の在り方を変えていくため、「公立小学校をアップデートした夢見る校長たち」を上映し、教師のボトムアップ型の学校の形が見えてくると考える。

(答)不登校児童生徒への対応は、それぞれの生育環境や周囲との関わり、また個人の発達の課題等、様々なことが複雑に重なり合っている状況があり、不登校の程度、現在の状況(前駆期・進行期・混乱期・回復期等)等によっても対応が異なり、一律に個別訪問や原因聞き取りをするのはより事態を悪化させる危険性がある。

子どもの状況を一番分かっているのは学校であり、学校には常に不登校児童生徒や保護者とのつながりを大事にしながら必要な支援をするよう言っていますので、適切な時期に適切な支援がなされている。

本市においては、どの管理職も、子どもや教職員の思いを大事にしながら学校運営や教育を行っている(が、より良い実践を参考にすることは有用)。

 

質問3 親子間のゆっくりとした時間を共有することは、親子の居場所や癒しの時間を作り、子どもの安心感から不登校の抑止にもつながることから、保護者の休みに合わせて学校を休むことを欠席にしない「ラケーション」制度を導入してはどうか。

(答)現在、各学校では、家庭の用事がある場合に学校を休むことについて、特段の制限を設けていることはなく、また休むことによって友人関係や学習面で影響が出るようなことがないよう、配慮しながら対応しているところです。

様々な家庭環境(経済状況)の児童生徒や、様々なお考えをもつ家庭があることから、「ラケーション」制度を現在導入されているのは、愛知県等一部自治体に留まっています。

 

質問4 子どもは、様々な経験や体験をすることで成長・発達するが、家庭の経済状況の差が経験の差・教育格差につながっている。西紀運動公園のプールを活用した水泳指導(の全校導入)は、子どもの経験格差をなくすのに望ましいと考えるが、見解は。

(答)学校における総合的な学習の時間や生活科、特別活動や自然学校・トライやるウイーク等は貴重な体験の機会であり、本市の地域と連携したふるさと教育も体験的な要素が多い。県や市、関係機関においても様々なイベントを実施しており、それらは無償か比較的安価で参加できるものがほとんどなので、これらの情報を適宜子どもたちや保護者に提供していきます。

西紀運動公園を活用した水泳学習については、令和5年度より導入し、令和6年度は市内4小学校を対象に、安定した水温並びに天候に左右されない環境で、専門的なスタッフと教員による水泳指導を行っています。全ての学校の水泳授業を西紀運動公園に移行することは、施設の人数運用面から困難ですが、学校の考えや設備の状況も考慮しながら、対象校を増やしていく方針です。

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