教718 ワクワクする 古文書調査合宿(教育長ブログR6.8.8)

更新日:2024年08月08日

昨年に引き続き、市史編さん近世編専門部会の古文書調査合宿が行われた。今年は、4つの大学から13名の学生と市民ボランティアの方々が参加し、3つの班に分かれて3日間の日程で市立中央図書館で行われた。教育長も様子を見に行って、学生の皆さんや指導の先生方と一緒に江戸時代の古文書を読んでいると、かつて(大学院時代)江戸時代の古文書に初めて触れた感覚を思い出し、ワクワクしてきたじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。

 

本年度参加してくれた学生は、神戸大学・京都大学・同志社大学・関西大学の2回生から博士課程までの学生で、皆さん古文書が読めて感心した(読解力には差がありましたが、教育長よりもよく読める人がたくさんいました)。

 

教育長は初日のあいさつで、「自分は法学部だったが、事情で高校社会科の教師をするようになった。日本史を教えることが一番多かったが、専門の勉強をしていないので、これではいけないと大学院へ行って古文書等史学を学んだ。大学院の2年間ずっと古文書に触れ、だんだん読めるようになる喜びとワクワク感は今でも強く心に残っています。皆さんの将来がどう展開していくかは別として、今回の合宿が人生の貴重な1ページになるよう楽しんでやってください」と話した。

 

その後各組に分かれて、古文書の清掃、整理、分析、記録等を行った。その様子を見ながら、「これは何と読むのかな」という声が聞こえると、そこへ行って一緒に入れてもらい、あれこれ意見を言い合った。

 

「これは、『部』の変体字と違うかな。辞書で引いてみたら」なんて言いながら、一緒に考えたりした。最初読めなかったのが、だんだん読めてきたり、先生に教えてもらったりして、書かれていることの意味が分かってくると本当に嬉しい。30数年前のワクワク感が蘇ってきた。

 

江戸時代の古文書、くずし字は全国同じ書体で書かれているので、一度読めるようになると、どんどん読める文章が増えていく。読解が進むに従って、当時の(村の)様子もわかってきて、これがまた面白い。


 

もちろんこの事業(古文書調査合宿)は、自分の楽しみのためではなく、市史編さん事業や今後の調査研究に役立てるために行うのだが、学生たちには、大学(大学院)という青春時代に、他の大学の志を同じくする仲間と2泊3日で合宿して、自分の好きな(興味がある)史料に浸って過ごすという、なかなかできない貴重な体験を大事にしてほしい。

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