教730 夏休みの学び 県夏季教育委員会研修会(教育長ブログR6.8.28)
夏休みは子どもたちにとって、普段とは違う体験や学びができる貴重な時間だ。教職員にとってもリフレッシュや自分が気になっていたことややりたかった学びに取り組めるチャンスだ。教育長や教育委員にとっても、今回の令和6年度全県夏季教育委員会研修会は、普段と違った会場で他市町の教育委員会関係者と一緒に、専門的な学びを深めることができるまたとない機会となったじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。
他市町の教育長や教育委員の方とお出会いする機会は年に何度かあるが、この夏季の研修会は最も大きなものの一つ。今回も40市町から百名を超す人が集まった。2日間の研修だったので、どちらか一日という人も多かった。
教育長が参加した初日の講演会は、京都大学大学院教育学研究科の明和政子教授の「次世代人類にとって必要な教育を考えるーヒトが心身ともに健康で生きていくために必要なことー」と、鳴門教育大学教員養成DX推進機構長の藤村裕一氏の「情報通信技術と人間のかかわり、情報通信技術の教育における活用」の二本立てだった。どちらの講演からも、多くの大事な学びを得ることができた。その一部を下記に書いてみます。
先ず一つ目の講演からは、生後数か月から1年くらいまで、4~5歳から小1小2の就学前後、25歳までの若者期等それぞれに脳発達の大事な時期で、その時々にアタッチメント(物理的に身体をくっつける)等が必要で、それがあればヒトらしい知性・感性が育つ。更にボーっとする時間(瞑想等)があれば、これまで繋がっていなかったつながりができる(ひらめきがオンになる)。
これからの学びは、ChatGPTなどの生成AI「考えるICT」が発達するので、答えのある問いについて学ぶだけでは足りない。
特に大切だと思ったのが、「幸福を感じながら生きていく」ためには、
・自分って結構いいところがある(自己肯定感)、・自分はヒトから頼られる存在であるという意識を持てることが大事で、「いざという時に、くっついてくれるヒトがいること」がそれを支えるということだ。
次の講演からは、これからの変化が激しく予測困難な世界を生きぬく人材を育てるには、教師主導の一斉型授業(「知識再生型」「チョークとトーク」)では無理であること、これからは問題発見能力・解決能力・情報活用能力等を育てることが大事で、何より「学び方を学ぶ」ことが大切ということを学んだ。
そしてこれらの能力を育てるには、教師主導の課題解決学習「鍛える授業」と児童生徒主体の課題解決学習「自ら学ぶ授業」どちらも必要だが、前者の教師主導で獲得させたいのは『学び方』ということがポイントだ。
これからの自立した学びを支えるには、ICTの活用が必須で、まず教師がICTを使いこなすようになるためには、職員会議・職員朝会等をICTを使って行う等の具体的なヒントの提供もあった。
二つの講義で学んで頭一杯になりながら情報交換会に参加したら、ずーっと以前に教育長が冒険教育指導で関わった小学校の教頭先生だった人(現在は退職して教育委員を務めておられる)が寄ってこられ、あの頃の話で盛り上がった。やっぱり最後は人間的なつながりが効く。













更新日:2024年08月28日