篠山の方言アラカルト

小盆地空間の文化は方言に詰まっています

篠山は経済は大阪圏に属し、政治は神戸を向いていますが、文化は京都の流れにあります。

いわゆる篠山弁は京都の言葉と流れに含まれます。大きくは京都言葉に分類されながらも微妙にニュアンス変え篠山流に加工されているといえます。

作者の円増亮介さんは1986年の秋から季刊「篠山百景」の編集委員として、その中で日常の会話の中に見られる篠山の言葉をユーモラスに、しかも日常生活に生きた言葉として浮かび上がらせています。

取り上げられた篠山の言葉の多くは、京の言葉の範囲に入っていますが、独自の小盆地空間に溶け込んで使われてい光景はまさに篠山らしいといえるでしょう。

初めて聞くと変だなあと思うかもしれませんが、微妙なニュアンスに潜む意味の深さ、合理性を知るとほれ、するめいかの様にかめばかむほど味がでてきませんか?